
一見シンプルにも見える腕時計ですが、実に多種多様なパーツによって構成されています。緻密な構造のパーツ類はデザインも様々で、これを知ることで時計の世界をより一層楽しむことができます。ここではそんな、腕時計を構成するパーツにまつわる用語を紹介します。
ケース
ケースとは時計の指針やダイヤル、それを動かすムーブメントなどの機構を囲む外枠のことです。チタンなどの頑丈な素材で作られ、その密封性により時計内部を守ります。外枠なので時計自体の印象を決めるパーツです。
風防
時計の文字盤に張られた、窓のようなガラス面のことです。硬質のプラスチックが素材になっていることもあります。ケースにはめこむように装着されており、このガラスの質によって時計自体の価格も変わります。
リューズ
時計の右側(3時の方向)に設置されているツマミをリューズといいます。これを回すことで時刻やカレンダーを調整することができます。ブランドによっては、時計の左側(9時の方向)や上側(12時の方向)に位置したデザインもあります。
ダイヤル
いわゆる文字盤のことで、時間を表示する盤面全体を指します。「時計の顔」の部分であり、ブランドロゴやインデックスなど、時計のデザインを決めるパーツです。ブランドのこだわりが最大限表現される部分といえるでしょう。
インデックス
ダイヤル上にある、時刻を示す記号や数字をインデックスといいます。シンプルな算用数字だけではなく、そのモデルのコンセプトやテイストによって多様なデザインがあります。インデックス自体がない時計も存在します。
ベゼル
時計の外周をぐるっと取り囲む、ケースの縁となる部分をベゼルといいます。基本的には固定されていますが、ダイバーズウォッチなどに採用されちえる回転ベゼルなど、動かせるものも存在します。
ラグ
ダイヤル とブレス(ベルト、ストラップ)を繋ぐパーツをラグといいます。ダイヤルとブレス部分を能率よく連結させるため、ケースから突出した形状になっているのが一般的です。
バックル
バックルとは時計を腕に固定するための留め具のことです。そのモデルによってバックル部分の形状も様々で、開け方や締め方も異なります。革ベルトなどの留め具の場合、「尾錠」と呼ばれることもあります。
ブレス(ベルト、ストラップ)
腕時計を装着するため腕に巻く部分で、いわゆる腕時計の土台ともいえるパーツです。素材が革やラバーの場合はベルトやストラップ、金属製の場合はブレスと呼ばれるのが一般的です。モデルによってはバンドと呼ばれることもあります。素材など多種多様であり、腕時計のデザインを左右するパーツです。
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